雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/03/30 05:23

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(29日)、南~南東面にかけての急斜面にて自然発生で複数の面発生、点発生雪崩(サイズ1)、北斜面で人的誘発により面発生雪崩(サイズ1)が観察された。

積雪

風の影響の少ないモイストからウエットの降雪が30-35cm程クラストの上に載っており、急斜面では結合が悪かった。この積雪は沈降が進んできている。この降雪で埋没したクラストは低い標高では存在しない。

天候

4時現在、アメダス藤原での過去24時間の降水量14mm、降雪量5cm、気温0.6℃。気象庁は、上空の気圧の谷や湿った東よりの風の影響により、曇りの予報を出している。

行動と地形の助言

高い標高帯では急斜面に形成されているストームスラブの誘発に注意してください。雪崩のサイズが小さくても被害が大きくなる沢や岩などの存在に注意してください。低い標高では昇温、降雨の影響を受けやすいグライドクラックの開いている場所や、崖状の場所からの全層雪崩の可能性に注意してください。危険性の高い場所の下部には立ち入らないようにする、または素早く移動することをおすすめします。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。