雪崩情報
雪崩情報の使い方妙高 Myoko
200331 06:00
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Low | |
森林限界 Treeline | Fair | 日中の昇温と日射の影響に留意 |
森林帯 Below Treeline | Fair | 日中の昇温と日射の影響に留意 |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab

















留意すべき雪崩 Avalanche Problem
湿雪点発生雪崩 Wet Loose snow

























日中の昇温と日射の影響に留意
概要
雪崩 Avalanche
昨日(30日)は、日中の昇温に伴い、多数の濡れた雪の点発生雪崩(サイズ1)が観察されました。標高の高い場所での報告は入っていませんが、隣の白馬エリアでは多数の面発生雪崩(サイズ1.5-2.5)などが観察されています。
積雪 Snowpack
荒天の雪は昇温と日射で急速に沈降を進めており、不安定性も解消の方向に向かっています。ハイアルパインにおける北~東側の斜面コンディションには不確実性があり、積雪はまだ十分に強度を上げていない可能性があります。
天候 Weather
気象庁は新潟県上越地方に対し、北の風、晴れ、夜、くもり、最高気温17℃(標高13 m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1,310 m)にて気温-2℃(5時現在)、過去36時間で新たな降雪はありません。
行動への助言
標高の低いところでは昨日以上の昇温が予報されています。日中の表層の雪の変化に注意してください。一方、ハイアルパインにおいては、まだ不安定性が局所に残っている可能性があります。日陰や風下側となる孤立した地形には十分、注意してください。安全な場所を上手に使ったグループマネジメントを忘れずに。その行動様式の習慣化が、万が一の時の事故を小さくします。本日にて、2019/20シーズンの雪崩情報を終了致します。ご利用頂きましてありがとうございました。