雪崩情報
雪崩情報の使い方立山 Tateyama
201122 06:58
雪崩危険度と傾向









標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン Alpine | Fair | |
森林限界 Treeline | ||
森林帯 Below Treeline |
留意すべき雪崩 Avalanche Problem
ストームスラブ Storm slab





















岩などの積雪を支えるアンカーの少ない極端な急斜面に留意
概要
雪崩 Avalanche
21日、新しい雪崩の報告はない
積雪 Snowpack
室堂周辺では、21日朝までの新たな降雪が5cm程、風の影響の少ないところでは10-15cm程あった。この新たな積雪は昨日沈降し、日射の影響を受けやすい南寄りの斜面ではクラストした。20日の降雨の影響は少なくとも標高2700m以上。昨日、この降雨の影響を受けた層は凍結していなかった。2450m付近での積雪は多いところで50cm程。積雪内部にあられが再結晶化した層があるが、周囲に強い温度勾配はなく結合も良い。
天候 Weather
室堂での5時50分現在の気温2.8℃。気象庁の発表では、はじめ高気圧に覆われるが、日本海を進む低気圧からのびる寒冷前線が、夜には北陸地方に近づく見込み。このため、山麓では晴れのち曇り。日中、気温が22℃まで上昇し、夜は雨となる予報を出している
行動への助言
積雪が少なく転倒や滑落に注意が必要な状況です。滑落した際や、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。転倒した際危険な、薄い積雪の下に隠されている岩にも注意が必要です。南寄りの急斜面では、日中の日射と気温上昇の影響による湿雪点発生雪崩の可能性にも留意してください。