雪崩情報

かぐら谷川武尊

2020/12/26 04:37

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Low

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(25日)、入山した人が少なく情報がないため不明

積雪

良く沈降した旧雪の上に、昨日の日中から始まった新たな降雪が30cm以上載っている。旧雪との境界面や新たな降雪内の結合は不明。南寄りの斜面では旧雪との境界面にクラストが形成されている。積雪が多いエリアの急斜面ではグライドクラックが多数発生している。

天候

4時現在、アメダス藤原での過去24時間の降雪は22cm。降雪が続いている。気象庁の発表では、冬型の気圧配置が緩み高気圧に覆われるが、気圧の谷の影響を受ける見込み。山麓では曇りで明け方まで雪となるが、次第に時々晴れるところがある予報を出している。

行動と地形の助言

標高の高い場所ではストームスラブが形成されている見込みです。斜度が急激に落ち込むような場所からの誘発に注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。急斜面ではクラックが多数開いているため、今回の降雪で隠されたクラックへの転落にも注意してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。