雪崩情報

妙高

2019/01/10 06:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(9日)は、大量の降雪がありましたが、スキー場での朝の安全管理で雪崩の発生報告はありませんでした。荒天のため、標高の高い場所での情報は入ってきていません。

積雪

8日夕方から9日朝までに、標高1000m付近で80cm程度の大量降雪がありました。この雪は風の影響を受けており、密度の高いスラブを形成していました。その後、このまとまった降雪は急速に沈降を進めています。

天候

気象庁は上越地方に対し、南の風、後、西の風、やや強く、晴れ、後、くもり、最高気温5℃(標高13m付近)を予報しています。昨晩からの新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。大量降雪の直後であることを考慮してください。今回のまとまった降雪の前には、低密度の雪が雪面付近にありました。そこに、今回の風を伴った密度の高い新雪が載っています。森林帯であっても、大きな開放斜面は規模の大きな雪崩が発生しうるポテンシャルを持っていると考えてください。風がどのように雪を動かしているのか、周囲をよく観察しながら行動してください。孤立した地形や「地形の罠」を避け、シンプルな小さい斜面から一日を始めるのは良い選択肢です。ヤブは埋まりつつありますが、まだ全体的には少雪の状態です。標高を下げてきたときにそれを忘れないように。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。