雪崩情報

更新日時: 2021/01/06 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高を上げる方、八方尾根のような風の影響が強くでる場所へ出かける方は、ウインドスラブに注意してください。藪も埋まりつつあり、滑走できる斜面も増えてきていますが、積雪の下に何が隠れているだろう?と考えることを忘れずに。年末からのまとまった降雪はありましたが、水が流れている沢や形成したグライドクラックが隠れているところは、危険な地形の罠となっています。地形を上手に使ったグループマネジメントで良い一日を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

白馬の谷の北側、標高の高いところでより形成

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日は山に入る人が少なかったこともあり、真新しい雪崩の発生報告は入っていません。

積雪


降雪強度と風が弱い状態が続いており、森林帯の積雪には顕著な脆弱性は観察されていません。積雪は上層から下層に向かって硬度を上げる構造となっており、底支えのある良い滑走感となっています。一方、主稜線付近では積雪表層の雪を動かすには十分な北西の風が吹いており、アルパインを中心に風下側に形成したウインドスラブに注意すべき状況にあります。なお、4日夕方から夜にかけて降雪に黄砂が混ざっていたようです。積雪観察される方は目印になるかもしれません。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、夕方から晴れ、所により昼前まで雪、最高気温2℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-2.0℃(5時現在)、新たな降雪はありません。一方、森林帯上部では昨晩から今朝にかけて弱い降雪があり、10cm程度の量となっている模様です。

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