雪崩情報

更新日時: 2019/01/12 06:00

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところでは、特定の地形で雪崩コンディションが高い状態が継続しています。孤立した地形や支尾根側面、あるいは沢状地形の上部などの局所に形成したウインドスラブに注意してください。昨日は、そのような場所で、積雪は人の刺激に対して敏感に反応していました。標高の高いところの風は収まりつつありますが、周囲をよく観察することで、ウインドスラブが形成している場所を見抜いてください。雪はドライな良い状態です。「地形の罠」のない、風の影響が弱い、そして積雪を支えやすいシンプルな地形であれば快適な滑走が楽しめるでしょう。標高を下げたときには、ブッシュや沢割などに注意してください。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

孤立した地形や支尾根側部などの局所に注意

概要

雪崩


昨日(11日)は、八方尾根および栂池高原のアルパインエリアにて、誘発によるサイズ1-1.5の面発生雪崩(ウインドスラブ)が複数、観察報告されています。いずれも、11日未明からの降雪による、新しいウインドスラブが刺激に反応していました。また、新しいウインドスラブでのシューティングクラックも複数報告されています。

積雪


以前の大量降雪(8日~9日、70cm程度)は沈降し、昨日の強い北から西寄りの風で移動し、吹き溜まりやぶ厚いスラブを形成しています。標高の高い尾根上では、硬い融解凍結層が露出しているところもあります。また、11日未明からの降雪(10cm程度)がアルパインエリアではウインドスラブを形成し、昨日は、人の刺激に敏感に反応していました。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、晴れ、昼前からくもり、最高気温4℃(標高400m付近)を予報しています。白馬山麓にて気温-9.4℃(5時現在)、昨晩からの降雪はありません。

一覧に戻る

Avalanche Bulletin Partner

Donation -寄付-

日本雪崩ネットワークは様々な情報を提供するために、日々活動しております。今後も持続し続けて行くためにも皆様のご協力が必要です。