雪崩情報

更新日時: 2021/01/12 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Good


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。誘発しやすい凸状地形や下支えのない極端な地形などに注意してください。昨日から弱い南西の風が入っていますので、稜線付近など風の影響の強い場所の風下側では注意が必要です。また、発生する雪崩が小さくとも、地形的な窪みや崖、樹木などが関係する「地形の罠」の要素があると結末は重大なものとなります。以前に形成したグライドクラックの危険が、まだあちこちに残っていますので、地形変化に敏感になり、そうした場所を察知するようにしてください。地形を上手に使ったグループマネジメントで良い一日を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(1月11日)はスキーカット等の人的な刺激でsize 1の点発生雪崩が多数観察されました。いずれも40度近い急斜面で発生しています。

積雪


1月11日未明からの雪は、白馬の谷の北側で多く、森林帯にて昼頃までに30cm程度となりました。この風の影響のない新雪は結合力が弱く、スキーカットなどでsize 1の点発生雪崩を発生させました。午後には標高の低いところには、日差しが入り始め、表層の雪の沈降も進みました。今朝までの新たな降雪はありませんが、標高の高いところでは、南西の弱い風が吹いており、それによって移動した雪に注意が必要です。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南野風、後、北の風、くもり、昼前、一時、雪、最高気温4℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-4.7℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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