更新日時: 2021/01/17 06:00
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
特定の地形で雪崩コンディションが高い日です。標高が低い、あるいは日射の影響がある斜面では、融解凍結した斜面の上に、昨日の降雪が載っています。また、尾根筋や標高の高い場所では、以前の強風で吹き払われた斜面に、昨日の降雪が載っています。特徴の異なる旧雪面に新雪が載っていますので、その境界面の結合状態に注意を払ってください。積雪を支えにくい凸状地形や、下方に「地形の罠」のある場所を避け、シンプルな斜面を探してください。風の影響は弱いですので、快適な滑走ができるはずです。地形を上手に使ったグループマネジメントを忘れずに。
昨日(1月16日)は、森林帯にて、スキーカットなど人的な刺激による誘発で、size 1の点発生雪崩が複数観察されています。
昨日(1月16日)、山麓では早朝、降雨となっていましたが、9時頃には強い降雪となり、森林帯では15時までの6時間で30cm程度の新雪となりました。結果、この新雪は、とても急な斜面にてスキーカットで点発生雪崩などを発生させています。当初、風が弱い降雪でしたが、14時過ぎからは北寄りの風が入り始め、スラブの形成が進んでいます。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、所により雪、最高気温2℃(標高418m)を予報。アメダス白馬(標高703m)にて気温-3.1℃(5時現在)、過去12時間で積雪深差1cmです。