雪崩情報
白馬
2021/01/25 05:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
面発生湿雪雪崩 Wet slab

















とても標高が低いエリアにて
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





























概要
雪崩
昨日(1月24日)はsize 1のストームスラブの雪崩が、とても急な斜面で人的な刺激に反応していました。また、シューティングクラックも観察されています。これは23日夜から24日にかけて降った雪によるものです。
積雪
昨日(1月24日)は標高が低いところでは雨、標高が高いところでは弱い降雪がありました。南岸低気圧の北の縁に掛かった白馬では、予報ほどの降雪量とはなりませんでしたが、気温が高めのこともあり、新雪はスラブを形成し、人的な刺激に反応していました。
天候
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、昼前から晴れ、最高気温8℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温0.5℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。
行動と地形の助言
ハイアルパインエリアでは北寄りの風で移動して形成したスラブに注意してください。凸状あるいは孤立した地形など、下支えのない斜面では、まだ、昨日の荒天の雪は落ちついていない、と考える必要があります。また、そうした地形と「地形の罠」が組み合わさる場所にも警戒を。size 1の雪崩であっても重大な結末となりえます。標高の低い場所では、グライドクラックや沢底の穴などに注意を。天気は快方の方向です。良い一日を。