雪崩情報
更新日時: 2021/01/26 05:30
白馬
アルパイン Fair
森林限界 Good
森林帯 Good 日中の昇温に留意
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
一般的に安全な雪崩コンディションです。標高の高いところでは、極端な地形形状や下支えのない凸部など局所に残るスラブの不安定性に注意してください。アルパインの稜線付近でも風は弱い状態ですが、日中には風向が北寄りから南寄りに変わっていきますので、それを現場で感じながら、斜面の観察をしてください。また、標高がとても低い場所では、日差しがなくとも気温上昇は雪を不安定化させることを忘れずに。グライドクラックの入った斜面の下には留まらず、程度な間隔をあけて素早く移動するという原則的な行動様式でお願いします。天候はゆっくりと下り坂です。良い一日を。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
日中の昇温に留意
概要
雪崩
昨日（1月25日）は、雪庇崩落をキッカケとしたストームスラブによるsize 1.5の雪崩、標高の低い場所で濡れた雪によるsize 1の点発生雪崩が観察されています。
積雪
24日から昨日朝までの降雪はわずかで、森林限界以下では、それも日中の好天の影響で沈降しました。好天による日射と昇温の関係で、昨日の午後には濡れた雪の小さい雪崩が出ています。本日は曇りの予報が出ていますが、昨日以上の昇温となる予想ですので、雪面の雪の変化に注意を払ってください。
天候
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、くもり、夜遅く、雨か雪、最高気温10℃（標高418m）を予報。アメダス白馬（標高703m）にて気温-6.1℃（5時現在）、過去12時間で新たな降雪はありません。
