更新日時: 2021/02/02 05:30
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
危険な雪崩コンディションです。標高がとても低いところでは降雨となっていますが、標高を上げると急激な降雪となっており、それによって形成したスラブに警戒が必要です。雪崩安全対策に最も有効な手段は「斜度を落とす」ことです。昨日、一昨日と発生している人的な誘発による雪崩は、とても急な斜面によるもので、そのキツい傾斜と形成したスラブとの特性で反応しています。地形をよく観察し、その形状やスラブの厚みと特徴などから、誘発しやすい場所を避けるようにしてください。また、視界不良時は、自分の上方にある大きな地形(発生区)に対する気づきが乏しくなりがちですので、それに対する警戒も忘れずに。原則的な行動様式によるグループマネジメントがとても大切です。
降雨となっている標高にて
昨晩からの降雪によるスラブ
昨日(2月1日)は森林帯上部にてsize 2.5のウインドスラブによる雪崩がありました。
昨日(2月1日)は昇温と日射により、森林限界以下の雪は急激に沈降を進め、とても急な斜面などでは人的な刺激で雪崩が発生していました。その後、降雨となりましたが、森林帯上部では昨晩からまとまった30cm以上の降雪となっています。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、雨か雪、昼前から、くもり、最高気温8℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温1℃(5時現在)です。