雪崩情報

更新日時: 2021/02/03 06:00

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険な雪崩コンディションです。まとまった降雪で形成したスラブに注意が必要です。風による新雪の移動も激しく、積雪強度がバラつく状況ですので、地形形状とそれに対する風の影響を、よく観察しながら行動してください。風が谷筋を降りてくる際、支尾根の側面にもウインドスラブを形成させます。下支えのない場所にできているスラブに警戒を。そうした場所は「地形の罠」が組み合わさっていることが多いものです。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月2日)は標高が低いところでは降雨の影響による濡れた雪による小さい雪崩が観察されました。一方、標高を上げると降り始めた雪によるsize 1の雪崩が人的な刺激で発生していました。

積雪


昨日(2月2日)は標高の低いところでは降雨でしたが、森林帯上部では降雪となりました。日中、一時、降雪が弱まった時間もありましたが、妙高山域の西側で降雪量は多くなっており、それが強い西風の影響を受けて堆積しています。この新雪は以前の融解凍結クラストの上に直接載っている場所もありますし、乾いた旧雪の上に載っているところもあり、多様な状態です。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、強く、後、やや強く、雪、最高気温2℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-7℃(5時現在)、過去12時間で4cmの降雪がありました。

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