雪崩情報

妙高

2019/01/15 06:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Good
森林帯 Good 気温上昇に因る

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

概要

雪崩

昨日(14日)は、日射の影響のないとても急な斜面でスラフが観察されています。

積雪

これまでの荒天の雪は十分に沈降し、積雪表層~中層には顕著な脆弱性はありません。日射の影響を受けない斜面では、雪はドライな良い状態にあり、とても急な斜面ではスラフなどがでています。標高のとても低いところでは、積雪は融解凍結のサイクルにあります。

天候

気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、後、西の風やや強く、晴れ、後、くもり、夜、雨、所により夕方から雷を伴う、最高気温11℃(標高13m)を予報しています。昨晩からの降雪はありません。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-7℃(5時現在)です。

行動と地形の助言

稜線や支尾根付近の極端な地形にあるウインドスラブに注意してください。山の雪は全体的に安定していますが、止まる時や休憩する時などは、必ず、雪崩地形を外すといった原則的な行動様式を、常に、心がけるようにしてください。大きな雪崩事故は「雪崩地形」と「グループマネジメント」の整合が悪い時に発生しています。どのような時でも、地形に注意を向けることは、良い行動習慣を身につける上でとても大切です。天気はゆっくり下り坂です。早めの下山計画を考えてください。良い一日を。

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