雪崩情報

更新日時: 2021/02/06 06:30

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair 昇温と日射に留意


森林帯 Fair 昇温と日射に留意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

全体的な雪崩危険度は下がっているものの、不安定性は場所でバラついており、注意が必要な状況は継続しています。標高が高いところ、特にアルパインの稜線付近では、風はまだ残っており、風下側に形成したウインドスラブに警戒が必要です。風の削剥を受けた斜面のすぐ隣に、面ツルの斜面があれば、それは薄く硬いウインドスラブが形成している場所の可能性高い、と考えることが必要です。こうした場所の安全対策には、斜度を落とすこと、そしてその斜面がより急な斜面に繋がっていないか、を確認することです。一方、森林限界より標高が低いエリアに関しては、本日の大幅な昇温と日射の影響に注意してください。朝は硬く締まったドライなスラブも、昇温と日射によって軟化し、急激に不安定化することがしばしばあります。凸状や孤立した地形など、より誘発しやすい場所を見極め、セイフティなラインを選んでください。地形を上手に使った原則的なグループマネジメントは、もし、事故があっても、それを小さくします。仲間とコミュニケーションを取りながら、良い一日を。

留意すべき雪崩

面発生湿雪雪崩 Wet slab


ベース画像

昇温と日射に留意

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月5日)は森林限界付近の北側でsize 1の点発生雪崩、午後には湿り気を含んだ雪によるsize 2の面発生雪崩などが観察報告されています。

積雪


5日の朝までに降った30cm程度の雪も、日中には沈降を進めました。ただし、標高の高いところでは、風が残っており、それによって形成したウインドスラブに警戒が必要な状況が続いています。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、晴れ、最高気温12℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-3℃(6時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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