雪崩情報

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白馬

2021/02/07 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Low
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

主稜線直下の局所に警戒

概要

雪崩

昨日(2月6日)は昇温と日射の影響の強い、標高の低い南側の斜面でスノーボールなどが観察されました。

積雪

昨日(2月6日)の昇温と日射の影響で、森林限界以下の南側の斜面を中心に雪面は湿るあるいは濡れた状態となりました。白馬アメダス(標高703m)で10.4℃(14時)を記録しています。森林帯の北側では雪はドライな状態ですが、荒天の雪は十分に沈降しています。一方、主稜線付近では継続して強い西風が吹いています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、晴れ、後、くもり、夕方から雪か雨、最高気温11℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温1℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

行動と地形の助言

アルパインエリアに残るウインドスラブの危険に注意してください。森林限界から標高の低い斜面では一般的には安全な雪崩コンディションです。ただし、極端な形状の地形などに残る局所的な不安定な雪に注意を。標高の低いところでは昨日からプラス気温が続いていますので、グライドクラックの入った全層雪崩の危険がある斜面に注意してください。そうした斜面の下で止まらない、素早く移動するといった基本的な行動様式でお願いします。天気は下り坂です。それを考慮した行動計画を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。