雪崩情報

更新日時: 2021/02/12 06:00

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair 日中の昇温と日射の影響に留意


森林帯 Fair 日中の昇温と日射の影響に留意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

高い標高の局所に残るウインドスラブに注意してください。極端な凸状や、下の斜面と繋がっていない孤立した形状の斜面など、積雪が不安定化しやすい場所にあるスラブに注意が必要です。また、風向は北西から北が変わっていますので、ハイアルパインでは、昨日と異なった位置に局的なウインドスラブが形成している可能性を考慮する必要があります。また、大きな昇温が予報されていますので、午後には標高の低い場所、特に南に面した急斜面での雪の変化に警戒を。沢筋側面の極端な地形にある不安定な積雪による全層雪崩がありえます。地形を上手に使った原則的なグループマネジメントで、良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月11日)は真新しい雪崩の発生の報告は入っていません。しかし、隣接する白馬山域では、風の影響の強い場所で、人的誘発によるsize 2のウインドスラブの雪崩の発生が報告されています。

積雪


昨日(2月11日)は天気が回復が遅れ、日中も弱い降雪がありましたが、全体的には荒天の雪は沈降を進めており、顕著な脆弱性は観察されていません。南側では午後に差し込んだ日射と昇温で、やや湿った状態となりましたが、北側の雪はドライな良いコンディションにあります。風も主稜線を除いて収まっており、ウインドスラブの危険は局所に残るだけとなっています。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、最高気温11℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-5℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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