雪崩情報
かぐら谷川武尊
2021/02/12 06:09
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab




























留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































概要
雪崩
昨日(11日)、標高1100m〜1300mの北西斜面で人的誘発による面発生雪崩サイズ1が複数。南東斜面の森林帯の急斜面にて自然発生の面発生雪崩サイズ1が多数観察された。
積雪
昨日の強風の影響により稜線の雪は吹き払われ、稜線、支尾根直下にウインドスラブが形成されている。標高の高い場所では昨日までの荒天による降雪が30cm以上載っている。この積雪内に密度の低い層があり、急斜面では人の刺激で誘発しているが伝播性は低い。
天候
5時現在、アメダス藤原周辺での過去12時間の降雪は無い。気温-5.6℃。気象庁の発表では、高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、曇りで昼過ぎまで時々晴れの予報を出している。
行動と地形の助言
急斜面に形成されているストームスラブの結合に注意してください。開けた急斜面や斜度が急激に落ち込むような場所からの誘発に注意が必要です。昨日の強風により稜線、支尾根直下の急斜面に形成されているウインドスラブの存在にも注意してください。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意して行動してください。日中気温が上昇し晴れる予報です。南寄りの大きな急斜面からの湿雪点発生雪崩の可能性に注意が必要です。