雪崩情報

更新日時: 2021/02/24 05:00

白馬


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

朝の時点で白馬の谷の北側を中心に、標高の高いところでは降雪が続いています。一昨日の夜からの降雪で形成したスラブに警戒してください。誘発しやすい凸状や孤立した地形を避け、下方に「地形の罠」がないか注意してください。新雪と旧雪の境界面から、規模の大きな雪崩が発生しうるポテンシャルが積雪にはありますが、観察情報が限定的であるため不確実性が高い状態です。規模の大きなものも発生しうるということを念頭に、地形を賢く使ったセイフティなグループマネジメントをお願いします。寒気が戻り、新雪は良い状態ですが、その下には以前の硬い荒れた雪面やグライドクラックなどが隠れている可能性を忘れずに。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月23日)は森林帯にて、日中強まった降雪によるsize 1-1.5の点発生雪崩が観察されました。また、以前の昇温で発生した濡れた雪によるsize 2-2.5の雪崩跡なども報告されました。アルパインは荒天のため、情報は入っていません。

積雪


森林帯では昇温で濡れた、あるいは凍結した雪面の上に、22日夜半からの降雪が載っています。昨日の午前には、白馬の谷の北側を中心に、一時的に降雪が強まり、夕方までに20-30cm程度の降雪量となりました。標高が高いところでは、北西の強風が今朝まで継続して吹き、雪を移動させています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、晴れ、所により、夕方まで雪、最高気温3℃(標高418m)を予報。アメダス白馬(標高703m)にて気温-4.5℃(4時現在)、過去12時間での積雪深差2cmです。

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