雪崩情報

更新日時: 2021/02/25 05:30

妙高


アルパイン Fair


森林限界 Fair


森林帯 Fair 孤立した地形に残る不安定な雪に注意


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高を上げる方は、稜線直下や支尾根に対して雪がクロスローディングする場所、あるいは大きな凸状や孤立した地形など、特定の地形に残る不安定なスラブに注意してください。また、その下方に「地形の罠」がないかの確認も。標高が高い場所では、強い風によって、以前の硬い旧雪面が露出しているところも多々あります。滑落などにも注意を払ってください。昨日から低温となっており、風の影響の弱いところでは、雪は良い状態です。雪崩の危険性が下がっていると感じても、地形を使った原則的なグループマネジメントは忘れずに。そうした行動の習慣づけが、万が一の時の事故を小さくし、被害を軽減します。良い一日を。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(2月24日)は森林限界付近の風の影響のない急斜面にて、スキーカットによる点発生雪崩size 1が観察されています。また、隣接する白馬山域ではアルパインから森林限界付近の東~南東斜面にて、size 2-2.5の自然発生の雪崩が観察されています。

積雪


荒天の雪は順調に沈降を進めていますが、標高が高いところでは風の影響が強く、ウインドスラブが形成しています。孤立した地形に載るスラブに注意が必要です。

天候


気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、日中、北の風、くもり、昼前から夕方、晴れ、最高気温5℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-14℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪はありません。

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