雪崩情報

妙高

2019/01/17 07:00

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(16日)はとても急な斜面で、サイズ1の点発生雪崩が複数観察報告されています。

積雪

15日夕方から16日昼に掛けての降雪は、森林帯上部で30-40cm程度あり、昨日の時点では点発生雪崩や軟らかいスラブの雪崩を発生させています。昨晩からの新たな降雪はありませんが、標高の高いところでは、この雪を動かすに十分な強さの南西寄りの風が、昨晩から吹き続けているため、風下側にはウインドスラブの形成が疑われます。

天候

気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風、後、やや強く、雪、昼前までは、時々、くもり、最高気温6℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて過去12時間で新たな降雪はなく、気温-5℃(5時45分現在)です。

行動と地形の助言

標高を上げる方は、特に、ウインドスラブに警戒してください。形成間もないウインドスラブは割れやすく、とても危険な存在です。登行しながら、周囲をよく観察し、昨日までの降雪がどこに移動し、スラブを形成しているか見抜いてください。孤立した地形や、小さい雪崩でも重大な結末をもたらす「地形の罠」を避け、積雪を支えやすいシンプルな地形を探してください。風の影響の弱い斜面であれば、ドライな良いコンディションの新雪が楽しめるでしょう。良い一日を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。