投稿者 野高健司
観察日付:2020/01/24
標高395m〜930m
同行者
気温 -8.1(1224hrs / 930m) 〜 1.2(0721hrs / 395m)
午前OVC 雲量10
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S-1
午後S-1
HST
HS Range
午前M 8-11m/s
午後M 8-11m/s
午前N
午後N
飛雪
気象コメント 13時以降は時折BKN 朝(0721)定点観測時はL,SWだったが、しだいにNW~Nになった。 朝(0721)の定点観測時はNil。@930mでの観測時はS-1だったが、行動中は時折S1~S2。定点観測後、一気に降り積もってきた。
雪崩などの観察 ストームスラブ(自然発生)サイズ1~1.5全方位・急斜面で多数。全方位、急斜面ではScによりサイズ1~1.5。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 @930m北面での観測。HS235cm、FP50cm。MFcrは↓85cmに埋没。その上にしまり雪(硬度1F)、こしまり雪(硬度4F)、新雪(硬度F)が載る。この中には複数のウィークインターフェイスが存在。↓15cmストームスラブが全方位で発達し、斜度が上がると方位に関係なく敏感に反応し、伝播性が非常に高い。随所でクラックが走る。
樹林帯のみの行動だったが、全方位でストームスラブの反応が過敏で伝播性が高く、地形と斜度に注意した行動、リスクマネジメントが求められる。夕方から明日にかけて降雪の予報。明日も、同様のリスクが想定される。