投稿者 稲垣 力
観察日付:2020/03/17
標高1850m〜2150m
同行者
気温 -7.2(0930hrs / 2150m) 〜 -1.7(1200hrs / 1850m)
午前CLR 雲量0
午後CLR 雲量0
午前Nil なし
午後Nil なし
午前
午後
HST
HS Range
午前C 0m/s
午後C 0m/s
午前
午後
飛雪
気象コメント 雲がわくこともあったが、日照時間の長い一日 稜線付近では北西~南西からの風で軽度の雪の移動があった
雪崩などの観察 標高2050m東向き30-40°の凸状斜面にてスキーカットを2回するも、結果無し。行動範囲外だが、標高1800m南向き風下斜面にて、24時間以内の滑走による誘発と思われる乾雪面発生雪崩サイズ1.5あり。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 西からの風を伴った新雪15-35cmが融解凍結クラストに載る。稜線付近では若干の逆構造となっている。ツボ足による貫入30cm、スキーによる貫入15cm。吹払い箇所ではクラストが露出している。新雪層内には層間の結合の弱い部分も見られたが、場所は限定的。新雪とクラストの境界にはさほど大きな温度勾配はなく球形化の傾向。本日の日射により積雪表面は融解して午後には再凍結したが、日陰では終日乾いた状態を保った。
斜面利用は終日少なめ。吹払い箇所を避けた斜面では快適なパウダーの滑走が楽しめました。