投稿者 舎川 朋弘
観察日付:2022/01/06
標高900m〜2100m
同行者平田雄樹
気温 〜
午前CLR 雲量0
午後CLR 雲量0
午前Nil なし
午後Nil なし
午前
午後
HST
HS Range
午前C 0m/s
午後C 0m/s
午前
午後
飛雪
気象コメント 雲量が若干入る場面も。 尾根上では時折LからM。
雪崩などの観察 ある一定の標高帯(2,000m前後)にて複数。サイズは、2.5から1まで。東を向いた斜面にてその顕著さも見受けられる。破断が明確に確認されるものもあればそうでないものもある。烏帽子岩、大岩、カンバ尾根、崩沢と広範囲にわたる。八方の南側は観察できたが、北側は観察できていない。
雪崩発生有無 No
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 風による再分配も含めた新たな降雪が10-20cm載る。またその多様性に富む。なお、旧雪の露出する部位からごくソフトなウィンドスラブが確認される部位、またまったくもってスラブを感じさせない低密度な部位までさまざまである。
複数確認された雪崩は、昨日のものと思われる。破断面に風による再分配が確認されるところとないところがあり、より終日にわたったアクティブさを持った雪崩だったことを思わせる。また、深さが1mを超える厚みのあるスラブを確認する雪崩もあり、12月における中旬ごろの雨による影響化クラストの関係を思う。より大規模な雪崩のほとんどがその厚みのあるスラブの崩落である。なお、そう深くないサイズも1から1.5といった複数の数えきれない雪崩も発生しており、よりハイウィンドな雪の移動が影響したとも考える。またここ数日にわたる低温化を見過ごすことができない。