投稿者 鈴木猛志
観察日付:2024/01/24
標高1000m〜1600m
同行者
気温 -9.0(0715hrs / 1515m) 〜
午前OVC 雲量10
午後
午前S 雪
午後
午前S2
午後
HST30-40
HS Range
午前M 8-11m/s
午後
午前SE
午後
飛雪
気象コメント 視界が悪くなり空が暗くなるほどの降雪強度の時間もあった。風の影響は標高1500m以上ではあったが、それ以下ではさほどない。期間降雪量HSTに若干の差があり、風のせいかと。
雪崩などの観察 スキーカット&花火ACEで多数反応有り、size1~1.5、E~NE向きの斜面、破断面厚さ15~40㎝、ストームスラブ(ソフトスラブorスラフ)、滑り面は期間降雪量の中。旧雪面が滑り面となる事は少なかった。斜度45度以上では旧雪面が滑り面になる事も。1500~1600mではN向き斜面でウインドスラブ的な挙動で反応有り、厚みは5~10㎝程度、伝播性は有る、size1。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 旧雪面はレインクラストor融解凍結クラストとなり、硬度はP~N程度。HSTの硬度はF。
HSTの中で見分けにくいいくつかの層がある様に感じた。短時間大量降雪時の反応と弱いウインドスラブが見られた。空間の多様性は大きい。雪温は低く、新雪と旧雪との温度差が今後の留意点になり得るかと。