投稿者 古瀬和哉
観察日付:2024/03/03
標高1000m〜1900m
同行者
気温 〜
午前BKN 雲量6-9
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S-1
午後S2
HST2
HS Range
午前M 8-11m/s
午後M 8-11m/s
午前W
午後W
飛雪 M
気象コメント 天候次第に悪化、午前中から降雪が始まり次第に強まる。
雪崩などの観察 昨日発生したと思われるサイズ2の面発生乾雪雪崩1900m東斜面、滑り面は↓30cmに埋没した0222MFcr。24時間以内にSa発生したと思われるサイズ1.5の面発生乾雪雪崩1500m北斜面、滑り面は0229南岸低気圧が降らせた降雪結晶とFC。 1600m東斜面でシューティングクラック。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック Yes
重要な層と弱層とテスト結果 ↓30〜100cmに埋没した0222MFcrとFC。 ↓30〜50cmに埋没した降雪結晶とFC。
積雪構造 TLでは風により硬度F+程度のウインドスラブ形成斜面があり、昨日の日射により南斜面では積雪表面にMFcrが形成される。昨日までのHSTは南斜面を中心に沈降が進み、密度が増しているが、その下の0229南岸低気圧がもたらした積雪は降雪結晶と再結晶化により以前低密度でスラブに対し逆構造となっている。また、0227の強い北風により風上斜面となったTL北斜面では0222MFcrが浅く埋没している場所も多く↓30cmほどしか埋没していない場所では0222MFcr上で顕著な再結晶化が見られる。積雪上層の各レイヤーには1〜3cm厚のMFcrが形成されている標高や斜面方位もあり、積雪構造は多様性があり複雑な状態。