投稿者 野高健司
観察日付:2024/03/04
標高220m〜1100m
同行者
気温 -7.5(1245hrs / 1100m) 〜 -1.2(1400hrs / 220m)
午前BKN 雲量6-9
午後OVC 雲量10
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後S2
HST20-40
HS Range-300+
午前M 8-11m/s
午後M 8-11m/s
午前S
午後N
飛雪
気象コメント 午前中は薄日が差すことが時折あり、時間降雪はS-1~S2で強弱を繰り返し、風向は南寄りの時間帯が長かった。昼過ぎからは終始OVC、雷を伴って降雪が激しさを増しS1~S3、風向は北寄りが優勢になった。
雪崩などの観察
雪崩発生有無 No
シューティングクラック No
重要な層と弱層とテスト結果 ↓40cm降雪結晶:CTE4(RP)↓40cm on PPsd1.0mm
積雪構造 E面を行動。標高1100mの観測でMFcr(硬度K)は↓120cmに埋没し、上部境界5cmは再結晶化が顕著(硬度1F)。昨日の昼頃までに積もった密度が低く結束力の乏しい降雪結晶の上に、その後風の影響を受けて積もった新たな積雪が載り逆構造。CTで結果が出る。スキートラックの上部から踏み込んでも、この層がスライドする。
もう少し詳細に観察をしたかったのですが、昼過ぎから雷を伴って降雪が激しさを増し、慌てて下山したため、大ざっぱな観測しかできませんでした。この1週間の観測で、東西南北すべての方位でMFcr上の再結晶化を確認しました。