投稿者 鈴木猛志
観察日付:2024/03/21
標高800m〜1600m
同行者
気温 -9.0(0715hrs / 1515m) 〜
午前OVC 雲量10
午後
午前S 雪
午後S 雪
午前S1
午後
HST50-80
HS Range
午前M 8-11m/s
午後
午前W
午後
飛雪
気象コメント 1500-1600付近の尾根沿いは風が当たり、吹雪。 風裏になる東斜面の樹林帯は風をたいして感じない。時折、日差しとガス視界不良が有り。一部、霧氷もあり。
雪崩などの観察 標高1300-1500m付近、東向き斜面、薄い沢状地形の吹き溜まり、スキーカット&花火(ACE)、size1、ソフトスラブ(硬度F)、破断面HST 40cm程度、滑り面は旧雪との境の融解凍結クラストMFcr、伝播性は弱い、デブリ流路も短い。 昨日0320の雪崩れた跡に堆積した分が反応した感じ、反応する場所は孤立。 ワッフ音、シューティングクラックのみで反応しない場所も有り。
雪崩発生有無 Yes
シューティングクラック Yes
重要な層と弱層とテスト結果
積雪構造 HSTは風によるムラが有る。樹林帯は風の影響少ない。尾根沿いは風の影響は大きい。雪庇の形成も各所で有り。
スキー場閉鎖区域内の雪崩管理作業による限定的な観察。 管理斜面にて昨日処理した箇所と残った場所では反応はだいぶ違うと思う。旧雪と期間降雪量HSTの結合の脆弱性は解消しつつある様に見えるが、孤立した場所では脆弱性が残っている可能性は十分ある。風の再分配を受けた場所ではHST内に弱層があるのか、薄いウインドスラブ的な反応があった場所も有り。1600m付近では雪庇が発達し、処理作業をした。高標高エリアはウインドスラブにも留意。