雪崩情報
更新日時: 2025/01/15 05:30
白馬
アルパイン Good
森林限界 Good
森林帯 Good
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
極めて危険な雪崩コンディションです。北側の急斜面には、昨日、小さな雪崩を発生させている脆弱性が、まだ、解消せず残っており、そこに大量降雪が載り続けています。一方、南側には、日射で形成したクラストが急斜面にあり、大きな雪崩の滑り面になるポテンシャルを持っています。今日はスキー場内で新雪を楽しむのに適した日です。その際は、滑走可能な場所を遵守してください。それは、あなたの安全だけでなく、他のゲストの安全にも関わる重要事項です。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab
標高の低い樹林の内にいても、そこにある発生区・走路に対する慎重な見極めが必要な日です。山麓周辺にいても、自分の上方に大きな発生区がないか考えてください。
点発生乾雪雪崩 Dry Loose snow
森の中にいても、沢の形状を持つ、とても急な斜面に警戒を。
概要
雪崩
昨日（14日）は、森林限界の北東～東の斜面にて、サイズ1のストームスラブが複数、観察報告されました。
積雪
昨日の午後あるいは本日未明から、南西の風を伴う大量降雪となっています。北部では過去12時間で50 cmの降雪があり、現在も強い状況が続いています。南に面した急斜面には1月11日～12日で形成した融解凍結クラストが埋もれています。このクラストは、大きな雪崩を発生させうる良い滑り面になります。主稜線では平均10 m/s程度の南西の風ですが、今後、北寄りに変わる予報がでています。降雪が弱まったとしても、危険度は変わりません。
天候
気象庁は長野県北部に対し、南の風、後、北の風、曇り、時々、雪、日中の最高気温5 ℃（標高418 m）を予報しています。アメダス白馬（標高703 m）にて気温-0.4 ℃（5時現在）、過去6時間で18cmの降雪がありました。
