雪崩情報

更新日時: 2025/02/17 05:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Fair


森林限界 Good


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨日(16日)の気温上昇もあり、地域は多様なコンディションになっています。標高の低いところでは、雪面は凍結しており、滑走はとてもしずらい状態にあります。また、標高800 m以下では、グライドクラックが警戒事項としてあります。直近の荒天の雪がクラックを識別しにくくしているため、斜面上方からの判断が難しくなっています。また、標高の高い東斜面には、地形ポケットにウインドスラブが残っている可能性がありますので、雪面の状況や雪庇の発達具合などを観察して、その危険の存在に気づいてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

高い標高では、まだウインドスラブの危険が残っている場所がある、と考えてください。特に、アルパインと森林限界の東斜面に注意

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

全層雪崩は、気温上昇だけでなく、気温低下する際に発生することもあります。その発生のタイミングは予測できませんので、そのような地形から離れることが最善策です

概要

雪崩


過去24時間で、新しい雪崩は観察報告されていません。

積雪


昨日(16日)の高い気温と多少の降雨によって、標高1,000 m以下の積雪表層は湿り、重たい雪となりました。気温は今朝までに氷点下まで下がり、広範囲で融解凍結クラストが形成しています。アルパインの観察データは限られていますが、ウインドスラブの危険が稜線の周辺や風下斜面には残っていると考えられ、刺激に対する反応を調べる必要があります。

天候


弱い北西の風が吹き、小雪が降る予報が出ています。気温は日中に低下していくとのこと。

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