雪崩情報

更新日時: 2025/03/02 06:00

ニセコ・羊蹄・余市・尻別


アルパイン Good


森林限界 Good


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

午前中は気温低下もあり、積雪表面は凍結した状態が続き、山岳エリアでは、雪面の状態が変化に富んだ硬いコンディションとなりそうです。標高の高い場所の東側にはウインドスラブが存在します。全層雪崩の危険は継続していいますので、そのような地形を避ける、あるいは下方を通過する際は最小の時間となるようにしてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

アルパインの稜線付近や東側の孤立した地形にウインドスラブが形成。急斜面に入るところや、雪がクロスローディングで堆積している場所に注意。

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

高い気温で雪面が融け、その後、雪面が凍結して硬くなっていても、全層雪崩が発生することはしばしばあります。グライドクラックの入った斜面を避け、その下方での滞在時間は最小化してください。

概要

雪崩


昨日(1日)、尻別岳の南斜面にて、自然発生にて、サイズ2.5の全層雪崩がありました。

積雪


暖かい空気によって、標高1,000 m付近までの雪面には融解凍結クラストが形成しました。日差しを浴びる斜面の積雪上層は、これまでの複数のクラストが埋没しています。標高の高い場所では、東側の斜面の地形ポケットにウインドスラブが形成、その風上側では削剥された硬い雪面が露出しています。積雪中層から下層の雪はよく結合しています。

天候


早朝から気温が下がり、雪がちらつき始めました。弱〜中程度の北西の風となる模様です。

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