雪崩情報

更新日時: 2025/03/08 06:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Low 降雪量、風の影響の情報が無い


森林限界 Fair


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

尾根直下の急斜面のウインドスラブの誘発に注意してください。小さな斜面から結合を確かめながら行動してください。結合の進みにくい高い標高では特に注意が必要です。また、極端な急斜面のストームスラブの結合に注意してください。低い標高ではグライドクラックが開いている場所や、積雪の薄い崖状斜面からの全層雪崩の可能性に留意してください。そのような斜面の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。滑走後に再集合をする際は、雪崩地形を外し、尾根の上などのできるだけ安全な場所でするように心がけてください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

尾根直下の急斜面に注意

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

極端な急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(7日)、森林帯の極端な急斜面で複数のウインドスラブ(サイズ1)が人の刺激で発生した報告があった。森林限界以上標高の観察はない。

積雪


降雨によるクラストの上部に40-60cm程の新たな降雪が載っているが境界面の結合は良い。新たな降雪内に強い温度勾配が観察されているため、今後の結合が弱くなる可能性がある。強い北西寄りの風の影響の強い場所では吹き払われ、尾根直下ではウインドスラブを形成し森林帯では人の刺激に反応していた。また、低い標高の積雪下部では降雨と昇温の影響が残っている見込み。

天候


5時現在、アメダス藤原では過去24時間に10cmの降雪があり、1300m付近では30-40cm程の降雪量があった。気象庁では、はじめ高気圧に覆われるが、気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、曇りとなり、夜は南部を中心に雪となる予報を出している。

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