雪崩情報

更新日時: 2025/03/15 05:00

かぐら谷川武尊


アルパイン Fair 情報が少ない


森林限界 Good


森林帯 Good


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

春のサイクルが始まっています。雪崩危険度は一日の中で、日中の気温や日射の影響により「低い」から「高い」まで大きく変化していきます。日射の影響や気温の上昇により、クラストが緩みきる前の行動をお勧めします。南寄りの方位の大きな急斜面からの点発生湿雪雪崩に注意してください。日中クラストが融解し、足やスキーが深く沈んだりスノーボールが転がり始めたら危険度が上昇している証拠です。低い標高ではグライドクラックが開いている場所や、積雪の薄い崖状地形からの全層雪崩に注意してください。また雪庇が大きく張り出している場所では崩落の可能性にも注意が必要です。そのような斜面の下部に立ち入らない、または素早く通過するようにしてください。

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab


ベース画像

クラックの開いている場所や、積雪の薄い崖状の地形に注意

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow


ベース画像

巻き込まれる雪の量が増える大きな急斜面に注意

概要

雪崩


昨日(14日)、森林帯の標高1500m付近の極端な急斜面で全層雪崩を観察した報告があった。

積雪


高い標高では積雪表層は日中融解し夜間に凍結するサイクルが始まっている。低い標高では夜間の冷え込みが弱いため積雪の強度は弱い。積雪中層から下層にかけての脆弱性は観察されていないが、低い標高では昇温の影響により地面との境界面は濡れている見込み。

天候


4時現在、アメダス藤原の気温は0.4℃、夜間の冷え込みは弱い。1300m付近の気温は-4.4℃。気象庁では、高気圧に覆われるが上空の気圧の谷や湿った空気の影響を受けるため、晴れで昼前から曇りとなり夜は次第に雨や雪となる予報を出している。

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