雪崩情報
更新日時: 2025/03/23 06:30
妙高
アルパイン Fair
森林限界 Fair 昇温と日射の程度による
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
昨日と同様に、アルパインエリアではウインドスラブ、森林帯では、点発生湿雪雪崩あるいは全層雪崩への警戒が必要な日です。標高が低いところでは、高い気温が継続しており、夜間を通して融解水が多量に出ていることを考慮する必要があります。グライドクラックの入った斜面は避ける、その下で滞留しないようにしてください。スキーツアーの後半、谷筋を降りてくる際は、常に自分の上方斜面を気にしてください。崖状地形に残った雪ブロックは極めて不安定な状態にあります。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab
継続的にとても強い西寄りの風が吹いています。
全層雪崩 Glide slab
極端な地形に残る雪ブロックは不安定になっています。グライドクラックの入った斜面の下で滞留しないようにしてください。
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
評価は朝の時点でのもの。とても標高の低いところでは、表層の雪は厚みをもって強度を失ってきています。森の中にいても、とても急峻な沢地形に注意を。
概要
雪崩
昨日（22日）は、森林帯の極端な地形にて、サイズ1.5-2の全層雪崩が複数、観察されました。また、サイズ1の点発生湿雪雪崩が多数、報告されています。
積雪
アルパインエリアでは継続的にとても強い風が吹いており、雪面の削剥と雪の再配分が進んでいます。一方、風の影響がない標高帯では、高い気温と日射の影響で、雪は完全に春のコンディションです。南側の急斜面では、積雪上層が厚みをもって濡れています。とても急な斜面が、長く続く地形では、規模の大きな点発生雪崩が起きやすくなっています。
天候
気象庁は新潟県上越地方に対し、西の風やや強く、曇り、夕方から晴れ、日中の最高気温18 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温7 ℃（4時45分現在）、過去24時間で新たな降水はありません。
