更新日時: 2025/03/23 06:00
アルパイン Low 最近の観測は限定的
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
濡れた雪が凍り、融解凍結クラストが形成されましたので、積雪表層は変化に富んだものとなっています。降雨で積雪上層は十分に濡れていますので、クラストの下には、濡れたざらめ雪が隠れています。一方、標高の高いところでは、西風による削剥と再配分でウインドスラブが形成しています。春シーズンに入り、標高の低い所では、沢が再び、開き始めています。
降雨と高い気温の影響で、数日前からグライドクラックが拡大していることが確認されています。全層雪崩の発生については大きな不確実性がありますので、そのような地形を避けるが最善です。
アルパインでは継続的に強い西風が吹いています。風下側に形成しているウインドスラブに警戒を。
日中の昇温と日射の影響が強まることで、とても急峻な地形にて、発生の可能性は高まります。
最近、新たな観測結果は報告されていません。
昨日の降雨の際、凍結高度が下がりましたので、標高1,000 m以下ではクラストが形成していると思われます。森林限界と森林帯の積雪の上層は十分に濡れた状態です。アルパインでは、西風によって、風上の雪は削剥され、風下側でウインドスラブが地形局所に形成しています。
高気圧が張り出してきますので、天候も落ち着くでしょう。風は北西へと変わりつつ、弱~中程度、凍結高度は下がる、とのこと。日中は日差しもあると模様です。