雪崩情報
更新日時: 2025/03/27 06:30
妙高
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度：○ good □ Fair △ Low
行動と地形の助言
森林帯では規模の大きな全層雪崩が起こり得る日です。グライドクラックのある斜面には近づかず、その下方を通過する際は、仲間との間隔を開け、素早く移動してください。ロングツアーの最後に林道を下る際は、その側面の斜面に十分注意してください。完全に下山するまで、仲間と良いコミュケーションを取り、グループを統制することが大切です。
留意すべき雪崩
全層雪崩 Glide slab
標高の低いところでは、高い気温が継続しており、大量の融解水が生じています。朝、雪面が凍結していることは、安全を意味しません。グライドクラックがある斜面には近づかないようにしてください。
点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow
アルパインでも昨日の午後からプラスの気温が継続しています。点発生雪崩は、森の中でも発生しますので、自分が今、どこにいるのか（雪崩地形内であるか？）を、常に考えてください。
概要
雪崩
昨日（26日）は、森林帯にて、サイズ1.5と2の全層雪崩が観察されています。また、崖状の地形からの雪ブロックの崩落も複数、報告されています。
積雪
森林帯では、高い気温が継続しており、融解水が多量にでています。積雪上層も、厚みを持って濡れています。また、本日は東北地方を通過する低気圧の影響でフェーン現象が発生し、極めて高い気温が予報されています。急激な融雪が進みますので、それに伴って全層雪崩の危険も上昇します。
天候
気象庁は新潟県上越地方に対し、南の風、晴れ、昼過ぎから曇り、夜遅く、雨、日中の最高気温28 ℃（標高13 m）を予報しています。妙高笹ヶ峰（標高1,310 m）にて気温7 ℃（4時45分現在）、過去24時間で新たな降水はありません。
