更新日時: 2021/03/06 05:30
Alpine Low 降雪は僅かの模様。しかし不確実性が高い。
Treeline Fair
Below Treeline Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
既にグライドクラックの入った場所からの全層雪崩、あるいは崖など極端な地形に残っている雪ブロックの崩落に警戒してください。止まる場合は、常に、自分の上方を見上げ、そのような走路・堆積区に入っていないか、考えてください。こうした濡れた雪はとても重いため、小さいものでも簡単に怪我を負うことになります。一方、標高の高いところは、硬い雪面となっています。滑落など雪崩以外の危険にも注意してください。
標高がとても低く、昨日の降雨の影響の大きい斜面にて、日中の昇温に留意
既にグライドクラックの入った極端な地形にて
降雪量の不確実性が高い。
昨日(3月5日)は森林帯の急斜面にて人的な誘発による濡れた雪の点発生雪崩が観察されています。降雨で強度を失った表面の雪が動いています。
昨日の昇温と弱い降雨により、融雪が進んでいます。北側に残っていた荒天の雪は、滑りにくいストップスノーに変わり、標高がより低いところでは、積雪表層の強度が失われ、点発生雪崩がでています。標高の高いところでは、今朝までに僅かに降雪があった模様ですが、詳細は不明です。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、所により朝から夜のはじめ頃、雨か雪、最高気温10℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温2.4℃(5時現在)です。昨日の最高気温は8.0℃(12時現在)で、3月4日10時からプラス気温が続いています。