雪崩情報

白馬

2021/03/28 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair 日中の昇温と降雨の開始に注意
森林限界 Fair 日中の昇温と降雨の開始に注意
森林帯 Fair 日中の昇温と降雨の開始に注意

留意すべき雪崩

全層雪崩 Glide slab

既にグライドクラックの入った斜面および落ち残りの雪ブロック。日中の昇温と降雨の開始に注意。

留意すべき雪崩

点発生湿雪雪崩 Wet Loose snow

日中の昇温と降雨の開始に注意

概要

雪崩

昨日(3月27日)は日射を強く浴びる南寄りの急斜面にて、標高帯を問わず、多数の濡れた雪の点発生雪崩が発生しました。

積雪

昨日は大幅な昇温と強い日射の影響で、南面を中心に積雪表層は十分に濡れ、その強度を失うことで多数の雪崩が発生しました。標高のとても高い場所の北側には、多少降った新雪の名残が部分的にありましたが、それも標高2500mでもプラスという高い気温の影響で、湿り気を含んだものとなりました。昨日から高い気温は継続しており、標高の低いところでは融雪が急速に進んでおり、積雪は十分に濡れたものとなっています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、やや強く、くもり、昼過ぎから雨、最高気温18℃(標高418m)を予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温4.9℃(5時現在)、昨日の最高気温15.7℃(15時)で、今朝までプラスの気温が継続しています。

行動と地形の助言

全層雪崩あるいは濡れた雪の点発生雪崩に警戒してください。こうした雪崩の雪はとても重いため、小さくとも簡単に足元をすくうことで滑落、あるいは重大な外傷の原因となりえます。濡れた雪による雪崩への警戒は、山中だけではなく、下山ルートとなる林道においても緩めないようにしてください。これまでも、林道を横切る沢地形の上部でブロック雪崩が発生し、事故となっている事例もあります。麓付近では林道の雪も消え、歩きとなる箇所も多くなっています。この場合、滑走よりも移動速度が遅くなりますので、より長い時間、危険に曝されているのだということを忘れないように。雪崩地形への認識とグループマネジメントは、雪崩事故を小さくし、被害を軽減するために、最も有効な手段であり、これは日々の繰り返しの中での習慣化でしか身につかない類のものです。本日で今シーズンの雪崩情報を終了致します。ご利用頂きましてありがとうございました。

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