雪崩情報

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立山

2021/11/23 07:19

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Low
森林限界
森林帯

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

降雨の影響を受けていない標高の結合は不明

概要

雪崩

昨日(22日)、新しい雪崩の報告はない

積雪

昨日の降雨の影響は、少なくとも標高2500m以上の見込み。2400m付近では昨日の降雨の影響を受けた積雪の上に新たな積雪が50cm以上載っている。降雨の影響を受けていない高い標高帯での再結晶化した旧雪と、新たな降雪との結合は不明。

天候

室堂での5時40分現在の気温-9.7℃。視界も悪く降雪が続いている。気象庁は、寒気や湿った空気の影響を受ける見込みのため、山麓では雨時々曇りで、雷を伴う所があり、夜は標高の高い山間部で雪の降る所がある見込みとの予報を出している。

行動と地形の助言

岩などの積雪を支えるアンカーの少ない急斜面でのストームスラブの誘発に注意してください。視界が悪く、周囲の様子を認識しにくい状況です。自身が斜度の緩い場所にいても、頭上の急斜面からの雪崩の可能性にも注意を払ってください。雪崩が発生した際に被害を大きくしてしまう岩、深い沢、がけ等の「地形の罠」が露出しています。気象の変化により雪崩の危険度は上昇します。注意して行動してください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。