雪崩情報
白馬
2021/12/30 06:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Fair | ウィンドスラブに注意して下さい。 |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair | 積雪量の増加とともに危険度も上がっていきます。 |
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab





















できたてのウィンドスラブはとても割れやすいので注意が必要です。
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































標高を上げるほどサイズも大きくなります。
概要
雪崩
昨日(29日は)は、アルパインエリアの東向き斜面を中心にサイズ2までの面発生雪崩が自然発生していたとの報告が複数ありました。
積雪
25日からの荒天によってもたらされた積雪は順調に沈降が進んでいます。風下斜面にウィンドスラブが形成されていましたが、徐々に安定化の方向に進んでいました。そこに、アルパインエリアでは弱い風の影響を受けながら昨日の午後早くから、森林限界以下では夕方以降新たな降雪がはじまり、10-30cmの積雪が載りました。30日6時現在白馬村の750mで12時間降雪は13cm。
天候
気象庁は長野県北部に対し、前線や湿った空気の影響を受けますが、次第に冬型の気圧配置が強まる見込みです。このため、北部では雪時々曇りと予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-0.6℃(5時現在)です。
行動と地形の助言
積雪の増加に伴い、危険の大きさが増加している状況です。降雪の強さ、風の強さを観察しながら行動しましょう。朝大丈夫でも、夕方も同じとは限りません。常に、状況を把握する努力をして、認識をアップデートしながら行動できると良いですね。悩んだときは傾斜を落とすのが一番実効性のある安全策です。今日も良い一日をお過ごし下さい。