雪崩情報
白馬
2021/12/31 06:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair | 森林帯上部と下部では状況が大きく違う。 |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































樹林帯であっても誘発しやすい場所で十分な警戒が必要。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab




























全体として西~北西の風が卓越。
概要
雪崩
昨日(30日)は、スキー場の管理作業で面発生雪崩の処理について複数の報告をいただいております。
積雪
昨日(30日)からの荒天は、大量の降雪をもたらしました。樹林帯で60-80cm。新しい積雪は、以前との積雪との結合も悪く、またその中にも複数の脆弱性を含んでいます。西〜北向きの風で雪は再分配され、風下側により厚く堆積し、スラブを形成しています。そのため、標高の高いエリアでは大規模な雪崩が発生する条件が揃っています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、強い冬型の気圧配置となり、寒気の影響を受ける見込みです。このため、北部では曇り時々雪となると予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-4.9℃(5時現在)です。
行動と地形の助言
危険なコンディションです。ゲレンデでリフトを有効に使って、新雪を楽しむに相応しい日ですね。せっかくですから、グループで仲間同士、お互いの存在をしっかり確認しながら、チームとして行動する練習をしてみてはいかがでしょうか?例年、ゲレンデ内での転倒からの哀しい事故も起きています。常に複数でお互いの存在を感じながら、一日を過ごしてはいかがでしょう。本年もありがとうございました。皆様に良き一年が訪れますように。