雪崩情報
白馬
2022/01/01 06:30
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Low | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































樹林帯であっても誘発しやすい場所で十分な警戒が必要。
留意すべき雪崩
ウインドスラブ Wind slab




























全体として北~西の風が卓越。昨日は樹林帯でも視界がなくなるほどの雪の移動がありました。
概要
雪崩
昨日(31日)は、荒天のために入山者が少なく、報告無し。
積雪
一昨日(30日)から続く荒天は、大量の降雪をもたらしました。樹林帯でも100cmを越えてきています。強い風を伴う大量降雪でもたらされた積雪は、不安定な構造を呈し、その積雪層内に複数の脆弱性を示す層を含んでおり、大規模な雪崩を発生しうる条件を持っています。
天候
気象庁は長野県北部に対し、冬型の気圧配置は次第に緩む見込みで、このため、北部は朝まで広く雪が降り、午後は次第に晴れると予報しています。アメダス白馬(標高703m)にて気温-5.7℃(5時現在)です。
行動と地形の助言
非常に危険なコンディションです。今日も、ゲレンデを楽しむべき一日ですね。山は、雪崩の危険性だけでなく、あまりに深い雪のために行動不能になる危険性もあります。沈降が進んでない深い雪は、板をフォールラインに向けても進まない可能性すらあります。そうすると、自然に危険な急斜面に誘い込まれてしまいます。悪い方に思考が転がることが事前に示唆されている状況ですね。スキー場内では開放されたコースの遵守をお願いします。それはあなたの安全のためでもありますし、他の来場者の安全のためでもあります。非圧雪の斜面、林間を滑るときは、複数で行動しましょう。