雪崩情報

更新日時: 2022/01/13 06:39

かぐら谷川武尊


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

昨夜まで続いていた強風によって急斜面に形成されている、結合の進んでいない新しいウインドスラブの存在に注意してください。斜度が急激に変化するような場所からの誘発に注意が必要です。低い標高ではまだ積雪が少ないため、発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」が露出しています。冬型の気圧配置が強まる予報です。今後の気象の変化に注意して行動してください。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(12日)、新しい雪崩を観察した報告はないが、視界も悪く入山者が少なかったため限定的な観察。

積雪


11日の降雨の影響を受けた標高は約900m以下。12日から始まった降雪が30cm程載り、風を受けやすい斜面や稜線では吹き払われて、旧雪やクラストが露出し、風下斜面や沢状地形にウインドスラブを形成している。低い標高帯では藪も濃く、沢に穴が開いている。

天候


6時現在、アメダス藤原で気温-3.2℃。過去24時間で22cmの降雪があり、徐々に沈降してきている。周辺では若干の降雪が続いている。気象庁の13日5時の発表では、午後から上空に強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まるため、山麓では曇りで夕方から雪となる見込みとの予報を出している。

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