更新日時: 2022/01/14 05:30
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Good
信頼度:○ good □ Fair △ Low
とても危険な雪崩コンディションです。標高が低いところでも、大きな開放斜面は避けてください。潜在的に規模の大きな雪崩が発生しうる状態です。樹林帯にいても上部に大きな発生区がないか考え、樹林内にある局所的な発生区あるいは走路に十分な注意を。また、上部に大きな発生区のある谷筋には入らないように。サイズ3の雪崩は、標高差1,000 mは、ごく普通に流下します。こうした規模の雪崩は、発生した側とは反対の斜面を駆け上がることがしばしばあります。樹林の中にいるから安心にはなりません。経験が浅い方にとっては、スキー場内が楽しい状況です。日々、スキーパトロールが雪崩管理をしていますので、滑走可能な区域を守り、新雪エリアを滑走する際は、仲間とペアで滑るなどしてください。
昨日(13日)は荒天もあり、新しい雪崩は報告されていません。
森林帯(標高1,000 m)付近にて、過去3日間で100 cm を超える降雪となっています。一連のまとまった降雪の下には、標高の低いところでは融解凍結層、標高の高いところでは硬い旧雪面があり、潜在的に規模の大きな雪崩を発生させうる状態です。降雪が弱まったとしても、アルパインでは西寄りの暴風が吹いています。その風が谷筋を降りてきて形成するスラブに十分な注意が必要です。
気象庁は長野県北部に対し、北の風、雪、夕方からくもり、最高気温0℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて気温-6.2℃(5時現在)、13日昼から14日未明までに40 cmの降雪を記録しています。気象庁は4時58分、白馬村と小谷村に対し、本日12時まで、継続の形で、大雪警報(12時間で最大40 cm)を発表しています。