更新日時: 2022/01/15 06:00
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair
信頼度:○ good □ Fair △ Low
難しい雪崩コンディションです。全体的な雪崩危険度は、ゆっくりと下りつつありますが、場所による積雪強度のバラツキが大きく、さらに、もし、誘発した場合、とても規模の大きな雪崩が発生しうる状態です。大きな地形は避け、斜度を落とし、地形的に安全マージンの大きな行動が必要です。樹林帯にいても、自分の上方に大きな発生区がないかを考えてください。雪はとても深く、小さい雪崩であっても、地形の罠が組み合わさると致命的になります。斜面の先になにがあるか考えること、仲間を視野において行動するなどをお願いします。経験の浅い方は、スキー場内での新雪滑走が楽しい日になるでしょう。
昨日(15日)は荒天でもあり、バックカントリーでの雪崩は報告されていません。
一連の降雪は、森林帯では100 cmを超えており、北西の風を受けつつ、ストームスラブを形成しています。標高の低いところでは、表層の雪は沈降しつつありますが、標高の高いところでは、旧雪面との結合強度はまだ十分に上がっていない模様です。
気象庁は、新潟県上越地方に対し、西の風、はじめやや強く、くもり、ところにより朝まで雪、最高気温5℃(標高13m)を予報しています。妙高笹ヶ峰(標高1310m)にて気温-8℃(5時現在)、過去12時間で0 cm、過去24時間で10 cmの降雪量となっています。