雪崩情報
かぐら谷川武尊
2022/01/21 04:28
雪崩危険度と傾向

標高帯 | 信頼度 | コメント |
---|---|---|
アルパイン | Low | |
森林限界 | Fair | |
森林帯 | Fair |
留意すべき雪崩
ストームスラブ Storm slab





































標高が高い場所ほど注意が必要
概要
雪崩
昨日、新しい雪崩を観察した報告はないが、視界が悪く入山者も少なかったため限定的な観察。
積雪
19日までの荒天の積雪は沈降が進み結合をあげた。その上に昨日からの荒天による積雪が60cm以上載っている見込み。境界面に密度の低い積雪が存在するため結合に注意が必要。南寄りの斜面ではクラストが埋没しているが、境界面が再結晶化するような温度勾配は観察されなかった。
天候
4時現在、アメダス藤原で気温-5.3℃。昨日15時からの新たな降雪が34cm。周辺では現在も降雪が続いている。気象庁の20日17時の発表では、冬型の気圧配置が続き、上空の寒気や気圧の谷の影響を受けるため、群馬県北部では雪で昼過ぎから曇りとなる予報を出している。
行動と地形の助言
新たに形成されている急斜面のストームスラブに注意してください。斜度が急激に変化するような場所や木がまばらな急斜面での誘発に注意してください。降雪量の増える高い標高ほど注意が必要です。斜度が低い場所での行動をお勧めします。発生した雪崩のサイズが小さくても被害を大きくしてしまう深い沢、がけ、岩、立木等の「地形の罠」に注意してください。気象庁は冬型の気圧配置が続く予報を出しています。気象の変化に注意して行動してください。