雪崩情報

更新日時: 2022/01/31 05:30

白馬


アルパイン Fair


森林限界 Low


森林帯 Fair


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

危険なコンディションです。北西の風で、今朝までに形成したウインドスラブに警戒してください。移動した雪が堆積する場所の積雪内には、まだ完全に強度を上げていない弱い雪が隠れている場所があります。そのような場所で誘発しますと、昨日まで観察されていた雪崩よりも、大きな規模の雪崩が発生しえます。北東から南東側の大きな開放斜面は避けるようにしてください。風の影響のない場所を探し、少し斜度を落とせば安全に滑走できます。地形の罠に気を付けつつ、賢いグループマネジメントをお願いします。

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(30日)は森林帯にて、誘発によるサイズ1の面発生雪崩が観察されています。

積雪


26日夜から27日にかけて降った新雪の脆弱性が、北側を中心にまだ残っており、人的な刺激に反応しています。また、昨日の時点では、結合力の弱い雪が積雪表層や谷筋などに堆積しているところもありました。今朝にかけて、アルパインでは北西の暴風が吹いています。これにより、直近の結束性の弱い雪は風下側に移動し、ウインドスラブを形成していると考える必要があります。

天候


気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、時々、晴れ、最高気温2℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-4.8℃(5時現在)、過去12時間で新たな積雪はありません。白馬の谷の北では多少の降雪があり、標高1,000 m付近で過去12時間で10 cmの降雪となっています。

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