雪崩情報

白馬

2022/02/16 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

概要

雪崩

昨日(15日)は日中、降り出した結合力の弱い雪により、午後には人的な刺激で多数の点発生雪崩、サイズ1が観察されました。

積雪

積雪の中層以下には大きな問題は観察されておらず、主な懸念事項は積雪表層にあります。14日から中断を挟みつつ、15日夜までにあった降雪は、結合力が弱く、急峻な地形で点発生雪崩を起こしています。この雪は、日射を浴びる斜面では融解凍結クラスト、北側の放射で熱が逃げた場所では再結晶化した雪、そして風に叩かれた斜面では硬い雪面の上に載っています。その後、風向は西に変わり、降雪を伴う強い風が、稜線付近では吹いています。結合力の弱い低密度な雪の上に、密度の高い吹雪の雪が載っている全体構造だけでなく、そのすべり面も多様な状態であるため、適切な状況判断が難しくなっています。

天候

気象庁は長野県北部に対し、南の風、くもり、時々、晴れ、所により雪、最高気温4℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-3.5℃(5時現在)、過去12時間で約15 cmの降雪がありました。白馬の谷の北側、森林帯上部では過去24時間で50 cmほどの降雪を記録しています。麓での降雪量が少ないからといって安心しないように。

行動と地形の助言

とても危険な雪崩コンディションです。極めて慎重なルート・セッティングと保守的な意思決定が必要不可欠です。樹林帯にいても、自分の上部に大きな発生区がないか、考えてみてください。特に、森林帯を滑り、大きな谷地形の中を川などに沿って下山しなければならないところでは、上部からの大きな雪崩の危険にずっと曝されることになります。また、ある場所が大丈夫であっても、異なった斜面ではとても不安定である、という積雪状態の多様性がある状況です。判断が難しいと感じた場合は、斜度を落とし、誘発しやすい特徴的な地形を避けることが最善の方法です。経験が浅い方は、スキー場内での新雪を楽しむのに適した日です。経験ある方は、天候の悪化を考慮しつつ、行動計画を考えてください。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。