雪崩情報

白馬

2022/02/20 05:30

雪崩危険度と傾向

標高帯 信頼度 コメント
アルパイン Fair
森林限界 Fair
森林帯 Fair

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab

留意すべき雪崩

ウインドスラブ Wind slab

概要

雪崩

昨日(19日)、唐松沢下部の南滝の高巻き斜面にて、2名が雪崩に遭遇するインシデントが発生しています。また、荒天の最中に発生した思われるサイズ2-2.5の面発生雪崩が、東寄りの斜面にて複数観察されています。昇温と日射の影響もあり、標高の低いところでは、サイズ1の濡れた雪の点発生雪崩も観察されました。

積雪

昨日の昇温と日射の影響がある場所では、荒天の雪は急速に沈降し、雪面には薄いクラストが形成しました。荒天の雪は、風の弱い状態で降ったこと、また昨朝、放射冷却で熱が逃げたことなどもあり、日陰の急斜面ではスラブなども発生していました。ここに昨夕からの降雪が載っています。山麓では降雨から降雪が始まっており、その量は森林帯上部で20 cm程度ですが、上空では西風の暴風が吹き始めていますので、その影響を考慮する必要があります。

天候

気象庁は長野県北部に対し、北の風、くもり、昼過ぎから雪、最高気温5℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-0.9℃(5時現在)、過去12時間で15 cmの降雪がありました。気象庁は、明日にかけて冬型が強まることによる、大雪の可能性についてのコメントを発表しています。

行動と地形の助言

今朝までの降雪量は多くありませんが、稜線付近では西の暴風が吹き始めており、その影響を考える必要があります。南斜面は昨日形成のクラストと新雪の結合具合を確認してください。昨日スラフがでていた東寄り斜面では、その上に密度の高いスラブが形成していないかを考えてください。低密度の雪の上に、密度の高いスラブが載る「逆構造」は、雪崩が誘発されやすい典型的なパターンです。天気予報は夜に向かって明瞭な悪化を伝えています。それを考えた行動計画を。

フィールドで新しい雪崩など、不安定性を示す重要な情報を観察しましたら、 「投稿フォーム」あるいは「メール」で情報をお寄せ下さい。 皆様からのご協力が雪崩情報の向上に寄与します。