雪崩情報

更新日時: 2022/02/24 05:30

白馬


アルパイン Low


森林限界 Low


森林帯 Fair 北東~東~南に開けた大きく急峻な地形は避けてください。


信頼度:○ good □ Fair △ Low

行動と地形の助言

標高の高いところでは危険な雪崩コンディションです。形成間もないウインドスラブに警戒してください。また、継続的な強風により、形成から時間が経ち、硬度を上げているウインドスラブは、その誘発感度の見積もりはとても難しくなります。スキーカットは危険なので試みないでください。自分の上で破断が起こります。もし、そのような存在に気づいたら、地形を使って安全マージンを取ってください。斜度を落とし、誘発点となりやすい凸状、孤立した地形、積雪が薄い岩の周囲などを避けてください。ウインドスラブは密度が高く重たいため、小さくともとても危険な存在です。安全地帯で止まる、一人ずつ滑るなどの原則的な行動様式を守ることが、万が一の事故を小さくします。安全な一日を。

留意すべき雪崩

ストームスラブ Storm slab


ベース画像

ウインドスラブ Wind slab


ベース画像

概要

雪崩


昨日(23日)は入山者も少なく、真新しい雪崩は報告されていません。

積雪


大量降雪も森林帯では昨日の時点で収まり、標高が低いところでは急速に沈降を進めています。主稜線付近では、やや北成分の入った西寄りのとても強い風が継続的に吹いています。これにより、森林帯上部でもシュカブラなどが観察されており、その影響を考慮する必要があります。森林限界以上の標高においては、観察データが極めて限定的であるため、不確実性が高いままとなっていますが、森林帯上部での観察により、荒天の不安定性は落ち着きを見せ始めており、優先される懸念事項はウインドスラブの形成であると考えられています。

天候


気象庁は長野県北部に対し、南の風、日中、北の風、晴れ、時々、くもり、所により雪、最高気温2℃(標高418m)を予報しています。白馬山麓(標高703m)にて、気温-7.7℃(5時現在)、過去12時間で新たな降雪は観測されていません。

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